Goppachi's blog

乗らなきゃ何も始まらない!。。。はず

眠れぬ夜の独り言

点滴用のチューブは入ったままではあるけれど、時として自分が病気である事を本当に忘れる。
点滴さえ終われば、食事が出てきてその後は、制約はあっても就寝時間まで自由。

誰もが持つであろう、会社へのストレスから病気を理由に逃げているだけの怠け者なのでは?とも思う。

けど、やっぱり病気なんだと強烈に思い知らされる時が日々ある。

エレベーターを待っている時、目の前にいた看護師さんと小学高学年位の少年。少年の腕には自分もしているリストバンド。少年の今の時期は夏休み。友達と遊びたいだろうけど病院で過ごしている。彼はこれからバランスボールをしに行くそうだ。当然、治療目的かもしれないけど、バランスボールで遊びたいのだと思う。友達と同じように。



院内のコンビニで、中学生位の女の子を見かけた。
やはり同じリストバンド。頭はバンダナで覆われている。チラリとしか見ていないが、見る限り髪の毛、眉毛は無い。コンビニを出ると、そのまま化学療法相談室。ガン支援センター室に入って行った。



これまたエレベーターを待っている時。
若い女性が同じに待っていると
「おかーーーさん!
気を付けて行ってきてねーーーー!
またねーーーー!」

声の方向には4~5歳の男の子。青いイラストが入ったパジャマとマスクをしたまま元気そのものにしか見えない程に大きく可愛い声と手を振り続けている。
けど、当然その男の子も病気だ。


軽度から重度の病気の人まで集まるのが病院であるけど、その中でも入院をするのは入院が必要と判断された人だけなはす。
責任逃れの為に入院する馬鹿政治家は沢山いるけどね。

そんな子供達を目の前にすると、軽度とはいえ俺もやっぱり病気なんだと現実に押し戻される。
病気だと認識し直させられるけど、手が痺れるだけで後は無駄に元気だ。

そして、こんな自分でも考える。

今の俺は責任逃れをする政治家の入院と同じで特定疾患を盾に逃げているだけじゃないのか?

俺が今すぐ退院すれば、重病患者が入院出来て、気持ちだけでも救われるんじゃないの?

救急車だってスグ行き先決まるじゃん。

他にも思うことはあるけれど、決してイイ方向に傾いた考えでは無いと思うので伏せる。


自分はやっぱり捻くれ者だ。