モテギエンデューロ
先日の モテギエンデューロでの出来事について。
俺が第三者としての立場だったらと、大会規則書とモテギの規則書を照らし合わせながら冷静に考えてみたい。落車後の発言でのやり取りは双方の感情も入り 言った言わないの水掛け論に陥るので一切触れない事にする。
事の発端は接触による落車。
オートバイ、車であればダウンヒルストレートと呼ばれる坂道をスローペースで走行中、前方のライダー親子がコンクリートウォール横の白線が少し広く引かれた場所に停車し、お父さんが自転車から降りようとしたところに仲間が接触し落車に至る。
概要はこんな感じ。
それぞれの問題行動を挙げる。
仲間編
①前方確認の怠り
②前方者との車幅?車間距離確保の甘さ
③なんどきでも対応できるように準備、心構えをしていなかった事
お父さん編
①白線とコンクリートウォールとの間 路側帯らしき場所に停車
②後方確認不足での降車行動
③他人任せの安全確保
といったところだろうか。
さあ、どっちが一般公道であれば過失がある?
仲間は軽度とはいえ、擦過傷と打撲を負ったので、割合から言ったらば冷静に考えても、お父さんの過失が高いと思われる。
それは、一般公道だったらのお話。ならば、今回のようなサーキットであったならば??
モテギの規則書にあるように
走行に際して起こった負傷等は、参加者自らが責任を負うものとする
との条文が有る。よって
どっちも悪い!痛み分け!!
普通であれば、双方ゴメンナサイで終わるところに、引っかかる(書かねばならない)発言があった。
わたし達は安全な路側帯に停車しました。そこにあなたが幅が広い道路にも関わらず、私たちの直ぐそばを通過しようとしたから接触したんですよ。
路側帯(ろそくたい)は、道路交通法で定められ関連法令で使われている用語で、道路交通法第2条で「歩行者の通行の用に供し、又は車道の効用を保つため、歩道の設けられていない道路又は道路の歩道の設けられていない側の路端寄りに設けられた帯状の道路の部分で、道路標示によつて区画されたものをいう。」と定義されている 。歩行者の安全のために、歩道がない道路又は道路の歩道がない側に設置され、車道と分離することにより基本的に歩道と同様に扱われる。道路交通法第17条の「歩道等」には、歩道と路側帯が含まれている。高速道路など歩行者の通行が禁止されている道路においては、「車道の効用を保つため」に設置される。外見から車道外側線や停車帯と混同されることがある。
お父さんたちが停車した所は一般公道であればの話
サーキットという競技車(者)両が走行する場においては路側帯という表現は無く、コースと表現されている。つまりコース上に停車したことになってしまう。
モテギの条文には
著しくスピードが落ちている場合には速やかにコースアウトして安全な場所にマシンを止めなくてはならない
停止する場合はコースアウトして下さいとの事。コースアウトですから、アスファルトが敷かれた場所から離れて下さい。この条文はオートバイ、車に対しての条項ではあるから、そのまま今回の件に当てはめて話をしてしまうのは強引かとも思うが、
もう一度それぞれの問題行動を挙げる。
仲間編
①前方確認の怠り
②前方者との車幅?車間距離確保の甘さ
③なんどきでも対応できるように準備、心構えをしていなかった事
④サーキットのみで通用する常識を信用してしまった事
お父さん編
①白線とコンクリートウォールとの間 路側帯らしき場所に停車 改め コース上に停車した事
②後方確認不足での降車行動
③他人任せの安全確保
サーキットという 閉鎖された範囲に多くの人が集まると、それぞれの考え方があり、時にはトラブルになる。
仲間には 有り得ないことが事が起こる可能性がある と、強く伝えるべきだったし、スポーツマンとして感情で話をしてしまった事は私も含め多いに反省しなくてはならない。
お父さんは、サーキットという場所は、一般公道とは違う環境であり、コース上での停車は厳禁である ということを肝に銘じ、他人任せの安全ではなく、家族を守れる安全を自分自身で確保していただきたい。
お互いの大切な時間をこれ以上嫌な思い出にはしたくないと強く思うから
この話は終~了
自分の7時間ソロの結果は そのうち。